これは、最近読んだので、備忘録として。
電通のコピーライターとして経験を積んだ方の本。
テレビで、林修さんもすすめておられたので
読んでみました。
「文章はシンプルに」
「読み手なんて想定してはいけない」
「他人の人生を生きてはいけない」
そんな感じの、サバっとしたアドバイス。
うんうん、そうだよな、と
友達と話しているくらいのさっぱりとした共感を
感じました。
いい文章が書ける力があるかどうかは
別として、楽しいかどうか、っていうのは
ブログ向きの文章術かも。
本を読む時も、小難しければ名著か、っていうと
チガウような気がする、というのが持論なので、
有名な文学作品も、文章が読みづらいのは
疑問符を抱えつつ苦しみながら読み、
断念する時もある。
翻訳にもよるか。
いや、この人はきっと自分の書きたいことを
書いてるだけなのだな。
私など、読み手として想定されてない

学生の頃、世間で「ソフィーの世界」が
ベストセラーになっていた。
家庭教師先の生徒さんが、
「先生、これ、親が読めって買ってきたけど、
意味が分からない、読めない」って言ってきた。
実は私も当時この本は、少しだけ読んで
やめてしまっていた。
専攻に関係ない形而上学だのシェイクスピアだの
の本は読めていたのに。
いいんだよそれで、
難しい本がためになるっていう訳じゃないんだよ
本当に文章が上手い人の本、ってすごく読みやすい
この本もいつか読める時がくるよ
みたいなことを偉そうに言った。
私は未だに「ソフィーの世界」は読めていない。
![猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。 [ 養老 孟司 ]](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/7470/9784309027470.jpg?_ex=128x128)
猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。 [ 養老 孟司 ]
養老孟司さんの本は読みやすい。
文章術で印象に残ったのはこの本。
子どもが小学生の時に読んだ。
実は育児には相当悩み、
育児本、教育本は何百冊と読んだけれど
それが失敗の原因だったのかも、と
今は思っている。
この本は、自分にためになった。
いかに作文の中に
ワクワクを詰め込むか。
読み手に状況を想像させるか。
簡単だ と思わせてくれます。
現在と過去形は混ぜた方が現実味と緊迫感が出る、とか
最初は会話で始めるとか。
子どもらしさを大人が求めている子役感はかなりある。
みんながこの手法を使いだして
テストの作文がどれもこんな感じだったら、
採点員はイヤだろうな。
国語もテクニック、っていう時代だしな。
最近は、難しい本を読もうと思うと寝てしまっている。


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