漁港の肉子ちゃん [単行本]
西 加奈子 幻冬舎 2011-09-01
漁港に住む母娘の話。
母一人子一人で暮らす女の子は、
明るくて太っている母のことが
恥ずかしい。
小学生の友達関係やクラスのこと、
毎日いろんなことを考えながらの
煩わしくも楽しい日々が書かれている。
設定は自分とはかけ離れているのに
なんだか目に浮かぶような感覚。
そして主人公の女の子の強さに救われて
どの登場人物もとても魅力的で
愛すべき人のように思えて
「泣ける本」だった。
明るいっていい
自分も失敗ばっかりで
うっかりで、ダメ母だけど
まあいっかー
西加奈子さんは、
自分で表紙の絵も描かれていて
まく子 (福音館の単行本) [単行本]
西加奈子 福音館書店 2016-02-25
その絵が印象的で、尊敬する。
本人もよくテレビに出られていて
とてもかわいらしい人だ。
椎名林檎さんやmikikoさんと
旅をする番組とかとても良かった。
有名になるべくして
なった人なんだろうなあ。
言いたいことはちゃんと言って、
周りの才能を引き出す感じ。
こんな人がもし私の友人にいたら
一緒にいて楽しいと同時に
才能に圧倒されて身を引きたくなるかもしれない。
身を引かずに頑張ってみたい。


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