本屋さんのダイアナ
柚木 麻子
新潮社
2014-04-22


これは最近読んだ本。

「本屋」という言葉に反応してしまうところは
あるけれど、この本は本屋が舞台ではなくて、

2人の女の子の話。

タイプの違う女の子が惹かれ合い、
仲良くなり、疎遠になったりしながらも
心の支えとなる。

他人の物をうらやましく思うことは
よくあるけれど、
この2人はそれを妬むのではなく、
相手に対する尊敬となるところが
全ての関係性を作っているように思う。



たまらなくうらやましい。
私は自分が友達になりたいと強く思う人は
これまでに何人かいたけれど、
相手にもそう思ってもらえる自信がなくて、
自分から離れて行くことばかりだった。



柚木麻子さんの本は、
そういうことを考えさせてくれたりする。

そして、何より私をラクにしてくれた
作家さんだと思う。



それはこの本。

ナイルパーチの女子会
柚木 麻子
文藝春秋
2015-03-28


話の内容自体は、
胸糞が悪くなるような女性特有の人間関係が
描かれているように思うけれど、

登場人物の一言が私を救ってくれた。

私の性格がいいから友達が多いと思ってるの?

の一言。


恥ずかしながら、私はそうだと思っていた。

人間関係が苦手な私は、
自分に原因があると思い、
「いい人」になろうと数十年、
もがきながら頑張ってきた。

子どもの頃も、
学生の頃も、
仕事してるときも、
ママ友とも、
夫婦関係も、

そうやっていい人になろうと
必死でやってきたのに、
とにかく苦しみ続けてきた。


このマンガも全部読んだ。


でも、本当にこの一言で目が覚めた。


確かに、友達が多い人は
感情むきだしで、悪口が多くて、自己中心的だ。
そして迎合が上手い。
(↑ 言い方悪い)


きっとそれでいいのだ。


ああ、恥ずかしい。

私はそんなことにも気づけないくらい、
自分で自分を洗脳していた。


唯一、会話の中でぽろっとそんなことを
ほのめかした人には、ちょっと笑われた。
「え?そんなこと思ってたの?かわいいね」みたいな。


目が覚めた。

「いい人」はやめた。
そこからはリハビリ。
やめて3年目くらい。まだ絶賛リハビリ中。


悪口など言えなかった。
不満は、自分を変えるしかないと思って笑顔で耐えた。
人を責めたりもせず、
理性で抑えてきた。

そして破たんした。


世の中は
感情むき出しで、
相手を否定するばかりで、
マウントをとってくる、
そしてその自覚のない人のなんと多いことか。

この、自覚がないのが一番の問題で。


相手が笑ってたり、
言い返してこないからと言って、許されていると思うな。
それはもう、こいつアホちゃうか、と
諦められている確率が高い。



こうやって毒を吐くのが
私のリハビリになるだろうか。

スッキリはしない。
まだこんなこと言ったらどう思われるか、
と怯える自分がいる。




とりあえず今実践中なのは、


人に嫌な目にあわされたら、眉間にシワを入れてみる






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