フーガはユーガ [単行本]
伊坂 幸太郎 実業之日本社 2018-11-08

父親に虐待されて育った、

不思議な能力を持つ双子は、
たまたま知ることになった「悪」と
対峙する。

よく言われる「伊坂ワールド」。

いつも、日常の中にさらっと凶悪が
描かれる感覚に、
身体が芯から冷えていくような感じがする。

その中に伏線がばらまかれていて
一気に回収されるにしたがって、
読み手も救われていくのだろうと思う。


AX アックス [単行本]
伊坂 幸太郎 KADOKAWA 2017-07-28

これもそんな感じだった。

救われたい一心で、先を読み進めて
いきたい衝動に駆られる。

重くもあり軽くもあり
非日常でもあり日常でもある
そんな感じがする。

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新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫) 
村上 龍 講談社 2009-07-15


この本は、W村上として話題になった
40年前の本で、
私は数年前にやっと読んだ。

つらかった。
救われた気がしなかった。
もう読み返したくない。

文学としてはすごいのだと思う。
衝撃が身に沁み込んでくるあたりが。


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自分は、たぶん
こういうのが染み込みやすくて
蓄積していくので、

これは架空の話だし、
自分はこの被害者ではない、
加害者でもない。と
一旦切り離さないといけない。

自分が、とか
自分の子が、とか感じてしまって
身が切られる思いがする。


もっと鈍感でいいのに。


ありがたいことに、
霊感の方は、全くない。



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